プラハの春



     2002年   5月  14日

               

久し振りの星組観劇で、やっぱりテンション上がりまくってました。(笑)
しかし、S席で観る余裕なんてあるはずもなくて、2階席大好きも手伝ってのB席観劇となりました。
友達と、当日売り場行ったら、B席有りになっているのに、お姉さんに無いって最初言われたけど、
端っこが残っていたので購入しました。
席について、そう言うことかと思ったのが、修学旅行の団体さん。中学生かな…!?
二人して、「未来の受験生居るかな…!?」と、笑ってました。
はい、私なりに1人ずつ書いていきますが、主演さんは後ほど…。

ヤン・パラフ(安蘭 けいさん)
熱かったです。でも学生の中心としての勢いは弱かった気もしますが、
良い意味でメンバーを引っ張るんだって、意気込みはあると思う。
でも、まだまだ何処か優等生なんですよね。
自己開放が出来るようになるともっと良くなると思います。
オープニングのダンスで、星だよなってリフトがあります。
気づいたら、全員が回して娘役さん降りる寸前。
オペラ外してたらあのややこしそうなのちゃんと観れたのにと口惜しいです。

ヘス中佐(夢輝 のあさん)
この公演の一番の注目は、やっぱり彼でしょう…!!(笑)
イャー!! どう見ても役を楽しんでのめり込んでいるようにしか見えません。
素敵すぎる世界観に、これは二枚目に戻れるのかと、いささか心配ですが、
こういう色敵な役者が定着してくれたら、作品はもっと面白い物が書けるんじゃないかと…。
大事にして欲しい、いっちゃた演技でした。(爆笑)

シュテンツェル(英真 なおきさん)
何時の間にこんなにおじいちゃんが似合うようになったのですか…!?
いや、今や組長さんなんだけど、可愛いジュンコちゃんの印象が…(^^ゞ
でも、良かったですよ情勢や時代を語る役だし、学生達を影から助けている。
その役割とコメディリリーフ的な場面で、味のある役者さんになられて…。(感涙)

ダナ(万里 柚美さん)
姉さん健在でした。(爆)出番は少な目だと思いますが、シュテンツェルとのやり取りは、
素晴らしく、気持ちの良い笑いで、星観てるって気になります。
元気に、組の姉さんで居て欲しいです。

ミロスラフ(朝澄 けいさん)
もう、相変わらず、ポャ〜としたキャラですが、上級生になったなが、素直な感想。
学生達の副リーダー的な役割なのか、つねにヤンの近くにいます。
若くて、元気な役回りの所為か活き活きしてました。
きっと毎日芝居変えているかなと、学生メンバー観て思った次第。
打たれて、死んだときは一瞬何…!?って、思ったのですが、
コロコロと転がって、ヤンの足にすがりついての死に様は難しそう…。
必然性のない芝居を必然性のある場に持っていかないと行けないんだもんね。
健闘してたと思います。
しかし、死んだミロスラフ観てて、「カヨコちゃんって死人(今回は死ぬ)役似合っちゃうんだ…!!」と、
不謹慎なこと考えつつ、担がれていくミロスラフ観てました。(^_^;)

ヤロミール(真飛 聖さん)
こちらも、元気で熱い奴でした。少し年も若い設定なんだよね。
ヤンよりも熱かったの、意見戦わしてても前向きって言うか突っ走りますってタイプ。
でも、ヤンの居所白状させようと、殴られるところは熱いから我慢ってのが、
ギラギラで素敵です。(笑)
ヤンの焼身自殺の後はやっぱりリーダーになったのかしらと、思ってしまった。
はい、原作は読んでないしね…。(自爆)

堀江 亮介(香寿 たつきさん)
手堅い主役さんって印象かな…!!
やっぱり、観てガンバレ!!とエールは送ってしまう。(^_^;)
はい、完成されすぎてるんですよね。上手すぎだし、落ち着きすぎって言うか、
観てて同い年としては、一種気の毒にも思える。
そして、辿り着けて良かったねと…。
しまった、役の感想になってない…。

カテリーナ(渚 あきさん)
私意識して彼女観たの初めてかも…!!
綺麗だし楚々としているけど、やっぱり旬では無く安定期の落ち着きが目に付きました。
人妻としての、色気や今や敵になってしまった夫への愛憎を見せて欲しかったな…!!
亮介への愛情、自由への渇望は観てて伝わってきました。

稲村 嘉弘(彩輝 直さん)
この作品で一番しどころのない、難しい役だと思いました。
外交官してのプライドもあるし、仕事を失いたくない打算もある。
でも、プラハの春に立ち会って、テレザ(秋園 美緒さん)の事は好きで…。
立場としがらみ。でも彼女の母親が理不尽な死に方して、逃げて押さえてきた物が爆発する。
そこまでの、エネルギーがまだまだ弱かったと思います。
東京 頑張って欲しいところです。(^_^;)

後は、やっぱり学生達…。
これだけの集団芝居は久し振りかもと思いつつも、個性的な星メンバーには、
ピッタリで、満足です。
中でもどうしても目がいくのが、柚木 礼音さん。
上手い下手じゃないと思う。何処にいてもそこにいるって判るんですよね。
これからが、怖い子だなと思いました。
プラス 学生グループの大真 みらんさん。判るんだけど台詞も通っているけど、
勢いと、押し出しで弱さが出てます。
頑張ってやってやる精神で居てくださいね。


放ってあったわりに、簡単な感想で済みません。m(__)m


                                   Megu